Web(ウェブ)ローカリゼーションのワークフロー

このページは、実務的・専門的な情報を含んでおります。

このページでは Web(ウェブ)のローカリゼーションのワークフローを図を用いて分かりやすく解説します。ワークプロセスはさまざまです。どの作業から始めるかによって、お客様の負担が軽減します。

ここでは、最も基本的な、英語のホームページを日本語へ翻訳した場合のワークフローを使ってご紹介しています。

Web(ウェブ)ローカリゼーションのワークフロー図

1) 翻訳対象を整理する

Web(ウェブ)ローカライズをする場合、まず最初に行わなければならない作業は、翻訳する箇所を決定することです。

英語圏では発売されていても、日本では未発売の製品もあります。また、日本市場にはあまり関係の無いコンテンツを持ったページもあることでしょう。それらのページを翻訳しても、日本市場で有効な情報とは言えません。という事は、翻訳料金の無駄遣いになってしまいます。

また、最近よく見られるのが Flash や .gif など、画像データを使ったページですが、これらも翻訳するのか、しないのかをこの時点で決めておいた方が良いでしょう。これらの画像データは翻訳したからといって、すぐに日本語化できるのではなく、時間とコストがかかる場合がほとんどです。

まずは、コンテンツを整理し、日本市場に合った内容にすることが大切です。

2) Web(ウェブ)デザインの再考

次に、デザインを再考します。英語なら美しい、洗練されたデザインでも、日本語化すると、その洗練さが無くなってしまう場合があります。これは、日本語と英語の文字数(長さ)が違うために起こる、デザインの崩れが原因です。

これは、前述した Flash や .gif など、画像データにも同じことが言えます。

3) 用語集・ガイドラインの整理

次に、翻訳の前準備に入っていきます。
皆さんがインターネットを介して探し物をするときを想像してください。検索サイトに、あるキーワードを入力して検索ボタンをクリックするはずです。つまり、キーワード(用語)の使い方が、ホームページでは重要な意味合いを持つと言えます。

ここで言う用語集とは、「ある用語に対して、どんな訳語を当てるか」を決める辞書のことです。
また、スタイルガイドとは、翻訳やライティングを行う時の「表記ルール」のことです。これらの用語集やスタイルガイドを翻訳前に準備することで、より多くのユーザーをあなたの Web(ウェブ)サイトへ迎え入れることが可能になります。

4) 翻訳作業

用語集とスタイルガイドが揃ったらいよいよ翻訳に入ります。
翻訳で注意すべき事は、表現です。ホームページは企業の顔と言っても過言ではありません。誤訳や訳抜けがあるのは論外ですが、日本語表現が分かりにくいと、それだけでユーザーはあなたのサイトから立ち去ってしまうでしょう。

5) HTML の日本語化

翻訳が終わったら、次は HTML ファイルへの翻訳済みテキストの流し込みに入ります。
ここで注意すべきは、英語(シングルバイト)から日本語(ダブルバイト)への HTML ソース自体も書き換える必要があるということです。もちろん、リンク情報や、JavaScript を使ったメニューバーの変更も加える必要があります。

6) コンテンツ整理・更新

最後に待っているのが、コンテンツの整理と更新作業です。
ユーザーは常に新しい情報を求めています。そして、その情報の発信源であるホームページも常に更新していく必要があります。Web(ウェブ)サイト構築の際はある程度の出費が必要ですが、更新作業はよりスピーディーに、よりリーズナブルに行う必要があります。

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